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Written By:
川俣 晶 |
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同人and/orオンラインの世界で特に敬意を払う絵描きさんが2人います。 一人は、セーラーバニーの創始者である拝御礼さんです。単にバニーガール+セーラー服という組み合わせを思いついたという訳ではなく、1つの洗練されたファッションとして完成させたという意味で、高いオリジナリティとクリエイション能力を意識させます。いかにもよくある通俗的なファッションアイテムを使ってそれを成し遂げた点が、突出した功績だと感じさせます。 もう一人が、粟岳高弘さんです。裸の女の子と、不思議な生き物が同居する世界観は独特のセンスに裏打ちされた極めて皮膚感覚の高いものです。見るだけで皮膚で感じる絵を描く人はそう多くはないと思います。そして、これは容易に真似ができる作風ではありません。粟岳さんしか描くことができないオリジナリティの高い世界だと思います。そして、それは非常に高いレベルのレアな快感と言うことが出来ます。 ちなみに、粟岳さんは、うちのサークル(宮崎駿のファンサークルである「風使い工房」)に寄稿してくれたことがありますが、私個人とは全く付き合いはありません。念のため。 まあ、だからといって、粟岳さんの本をまめに買い集めている……という訳でもないのですが。 ワンフェスの帰りに書泉グランデに寄ったとき、目の前にこの表紙を見てしまったら買うしかないでしょう……という感じで手に取りました。しかし、出たのが2006/08/19なら、まさに出た直後に遭遇したと言うことで、運命的な出会いを感じさせますね。 |
